今日のタイトル

『青』-つばき-


訳も分からず飛び出した 青すぎた春
生き急いで身を焦がして ただ必死だった
誰の声も聞かなかった 聞こえなかった
止まればもう歩き出せないと感じて


太陽が燃え盛る 真夜中の心の中
迷わずただ この想いを貫いた


それも限界 メッキはがれ風に飛んだ
俺は何やってんだって、ふと思った
見わたせば汚れきった人間だらけ
俺も変わらねえし消えちゃおうか


いつからか眠れない夜が 朝になるあの一瞬の
青の景色がくだらない事を 思い出させるのさ
戻れない 取り戻せない 変わってしまった事を
気付かせては 嫌になる夜明け前


もう全部飲み込んで
これでいいと思い込め


いつからか眠れない夜が 朝になるあの瞬間の
青の景色も飲み込んで 全て忘れてしまえばいい
太陽が燃え尽きて 暗闇の中で一人
それでもいい この想いを貫け

つばきの名曲。
私がつばきを好きになった、そのきっかけを作った曲の一つです。
歌詞が良いよね。もちろん、声も旋律もリズムもとても良いのだけれど。


「いつからか眠れない夜が、朝になるあの一瞬の青の景色が…」
心理学ではプルキニアンブルー(だったかな?)というこの青。
一瞬の景色が紡ぎだした、ほんのわずかな心の動揺と
少しずつ変わっていく心の動きを鮮明に捉えるつばきの歌詞は
音楽が時を刻むのにあわせて、心が少しずつ動いていくような
少しずつ、気持ちが固まっていくような、そんな気持ちにさせてくれます。
「それでもいい、この想いを貫け。」