ポケモンに関する四つの知識

はまさんの受け売りなのですけれど、ポケモンの構築に必要な知識は四種類あります。
一つ目が技や持ち物に関する知識。
滅びの歌に関する知識や、身代わりの特徴などですね。はまさんは超ミクロな知識と呼んでいました。
二つ目がポケモン単体に関する知識。
サンダーがどのような能力を持っているか、ブラッキーの役割は、などですね。ミクロな知識。
三つ目がパーティに関する知識。
カビガラポリやライコウ昆布、あるいは単純に一つのパーティをどう組んでいくかに関する知識。
はまさんはマクロな知識と読んでいます。
四つ目が対戦全体に関する知識。
役割理論や、決定力の考え方など。
はまさんはパーティの方向性を決定する知識、としていますが
私はここに流し回数の理論や、メタの考え方も入ると考えています。超マクロな知識。


高い勝率を残すような構築を理論的に作り出すためには
これらの知識は全て必要になってくるのですけれど
これらの知識は超ミクロからマクロになっていくにつれて、習得するのが難しくなっていきます。
また同時に知識を整理したり新しく生み出すのも、マクロになっていくにつれて困難になっていきます。
特に、超マクロの知識を新しく生み出すのはとても困難です。


私はポケモントレーナーとしてそこまで優秀(こういう言葉を使っていいのかわからないですけれど)ではないので
私が扱える知識はせいぜいマクロな知識までです。


で、ここからが本題なんですけれど。
今の金銀対戦において、超マクロな知識を構築できるトレーナーが居るでしょうか?
私のアンテナに入っているブログにおいて超マクロな知識が扱われることは非常に稀です。
(おそらく、わんおーさんくらいではないでしょうか。)


ミクロな知識、超ミクロな知識は努力の段階です。
極端な話、誰にでもできる作業です。
今はまだ全てを網羅しては居ないと思うけれど
この先何年も何年もかけて沢山の人が少しずつ積み重ねていくのでしょう。
けれど、超マクロな知識は、やはり誰にでも構築できるものではありません。
ミクロな知識や超ミクロな知識とは違い
年月をかけても、積み重なっては行かない知識です。
誰かが今ある知識の上に立ち上がって、新しく構築しなければならない知識です。


私が今、言いたいことは
はまさんの存在は、やはり金銀対戦においてとても大きかったということです。
彼にしかできない仕事がまだまだ沢山あったはずなんです。
金銀対戦を楽しむ皆さん、彼の偉大さに気がついてください。
そしてその欠如に危機感を覚えるべきです。


日和見な私らしくない、断定的な言い方をしました。
誤解してくれてもいい。
ただ、私は
偉大な仕事をした人の
そのすばらしさも認知されぬままの
その席が
いまだ空席になっていることが
どうしても許せなくて悲しいのです。
1人の研究者の卵として歩くことになった今
金銀対戦の世界で、最後にこれだけは言っておきたかった。


巨人の肩の上に立て。
そこから一歩進むだけで天が見える。